湯沢会計事務所 医療福祉業界情報

湯沢会計事務所
文書作成日:2024/05/31
福祉・介護事業における夏季賞与の支給状況

今年も夏季賞与の支給時期を迎えます。ここでは福祉・介護関連業種の事業所規模5〜29人における、夏季賞与支給労働者1人平均支給額(以下、1人平均支給額)等の推移をみていきます。

児童福祉、障害者福祉事業が増加

 厚生労働省の調査結果(※)から、福祉・介護事業の夏季賞与支給状況をまとめると、下表のとおりです。

 2023年の1人平均支給額は、児童福祉事業と障害者福祉事業が前年から増加しました。なお、障害者福祉事業は直近5年間で最高額となっています。

 きまって支給する給与に対する支給割合は、障害者福祉事業が1ヶ月を超えました。支給労働者数割合と支給事業所数割合は、約60〜70%台となっています。

 2024年は様々な産業で賃上げが行われていますが、夏季賞与はどのような結果になるでしょうか。

(※)厚生労働省「毎月勤労統計調査
 日本標準産業分類に基づく16大産業に属する、常用労働者5人以上の約200万事業所から抽出した約3.3万事業所を対象にした調査です。支給労働者1人平均支給額は、賞与を支給した事業所の全常用労働者についての1人平均賞与支給額です。きまって支給する給与に対する支給割合は、賞与を支給した事業所ごとに算出した、きまって支給する給与に対する賞与の割合(支給月数)の1事業所当たりの平均です。支給労働者数割合は、常用労働者総数に対する賞与を支給した事業所の全常用労働者数(当該事業所で賞与の支給を受けていない労働者も含む)の割合です。支給事業所数割合は、事業所総数に対する賞与を支給した事業所数の割合です。

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
 本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
戻る
ホームへ戻る